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パトロクロス (小惑星) : ウィキペディア日本語版 | パトロクロス (小惑星)
パトロクロス (617 Patroclus) はトロヤ群に属する小惑星で、それ自体とほぼ同じ大きさの衛星を持つ、いわば二重小惑星と呼ぶべき天体であることで知られる。 1906年にドイツの天文学者アウグスト・コプフによりハイデルベルクで発見され、ギリシア神話の英雄パトロクロスにちなんで命名された。 == 軌道 == パトロクロスは木星の軌道上で木星より60度後方(ラグランジュ点のL5)付近に位置する。木星のトロヤ群のうち狭義の「トロヤ群」(Trojan camp) に分類される。 本来、由来となったパトロクロスはギリシア軍の一員なので木星の前方(L4点)に位置する「ギリシア群」の小惑星に名付けられなければならないはずだが、これはトロヤ群 / ギリシア群の区別がつけられる前にパトロクロスが発見・命名されたことによる。同様の例としては、(624) ヘクトルがある(こちらはパトロクロスと逆である)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パトロクロス (小惑星)」の詳細全文を読む
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